ヤクルト高津臣吾監督(52)が11日、一周忌を迎えた野村克也氏をしのんだ。昨年は2年連続の最下位に沈み、優勝で恩を返すことができなかった。「絶対、野村監督は見ているだろうし、絶対怒っているだろうし、絶対笑っているだろうし。絶対何やっているんだって言っているでしょうから。なんとか見返したいなと思いますね」と天を見上げた。

巻き返しへ。1点にこだわり、名将のように細部まで突き詰める野球を目指す。「小さなところまで目を向けて、大きな結果を出していきたい。それは野村監督も言っていたことですし、やっぱり小さなことをおろそかにしてはいけないと。積み重ねが大きな結果の違いになってくる」と話した。

「ID野球の申し子」と呼ばれた古田敦也臨時コーチは、この日までの指導。偶然にも、14年ぶりの現場復帰と命日が重なった。野村氏の下で日本一を手にしたバッテリーが、次世代の選手を鍛えた1週間。「古田さんと一緒にまた野球ができて、野村監督を思い出すこともまたできたし、僕個人としてすごく楽しい、いい時間だったと思います」と優しげに笑った。