阪神OBで「ミスタータイガース」こと、掛布雅之氏(65=HANSHIN LEGEND TELLER)が16日、高知・安芸市内で行われている2軍キャンプを視察した。

やはり気にかかるのは“掛布チルドレン”の存在だった。投手陣、野手陣の練習を巡回。自身が2軍監督を務めた時期に新人だった江越、植田、板山らの打撃指導を見守り、時には身ぶり手ぶりで若手選手らを指導。目についた選手はという問いに「やっぱり江越が、どうにかなんかこう…。彼の可能性を感じるね…。そりゃもう金本監督時代からのテーマですね。金本監督自身も江越をセンター三番でという構想がありましたからね。そのとき僕2軍監督してましたので、やっぱり一番気になるのは江越」と語った。

優れた身体能力を持ち得ながらも1軍に定着し切れていないのが現状。江越は現在、ノーステップ打法に挑戦中。

掛布氏は「いろいろ自分なりに工夫して、ノーステップでやっていると言うことだったので、そういう話を。(バットの出方も)きれいになっているんじゃないですか、打球も江越、板山なんかは良いのを打ってる」と期待を込めた。【望月千草】