日本ハム中田翔内野手(31)が楽天田中将大投手(32)から11年ぶりに本塁打を放った。

初回1死一、二塁の場面でカウント2-2から外角への変化球にタイミングを外されながら捉え、左中間芝生席へ3ランアーチを描いた。

キャンプイン前日の1月31日に中田は田中将の楽天復帰について問われると「札幌ドームで打ったねぇ、若い時に。若い時って言っても向こうも若いか(笑い)。でも、その他は本当にきりきり舞いにされているから。手も足も出ないって、こういうことだと分からせてくれたのが田中さんだから…嫌だねぇ。対戦したことのある人間は、みんな嫌と言う。それが本心だから、絶対。また、手玉に取られるのかって思うと…悔しい」と11年前を思い出しながら、早くもイメージの中で打ち取られていた。

公式戦で初対戦した10年8月8日に札幌ドームの左翼席へライナーで飛び込むソロ本塁打を放ったが、通算成績は54打数10安打の打率1割8分5厘、1本塁打、3打点。「帰ってくると思わなかったから、まさかね。(一報を見て)ちょっとしてからだよね、(復帰先は)パ・リーグじゃんって。セ・リーグ行ってよって。(推定年俸)9億かぁ…2億くらい分けてほしい」と嘆いていたが、8年ぶりの対戦は最高の結果に終わった。