新加入の阪神チェン・ウェイン投手が20日、今キャンプ初めて打撃投手を務めた。

宜野座での残留練習でサンズらに60球を投じ、安打性は7本。セットポジションからのクイック投球なども行った。「打者に対して投げる中でバランス感覚などをつかもうと思っていた。それがうまくいかなかったのが一番の収穫」。マウンドでのバランスや感覚について課題を把握し、今後は打撃投手をもう1度挟み、最終クールの27、28日のいずれかで初実戦を迎える予定だ。この日は中日時代のチームメートでチェンの兄貴分でもあった吉見一起氏(36)の激励を受け、18年以来の再会に「お会いできてとてもうれしかった」とパワーをもらっていた。