ヤクルトのドラフト1位、木沢尚文投手(22=慶大)が最速151キロで実戦デビューした。楽天との練習試合の3回にマウンドに上がると力で押した。「真っすぐのスピードが出てこそ変化球が生きるタイプだと思っているので」。バロメーターの直球は2球目には150キロを計測。下妻のバットをへし折った。辰己には二塁打を許したが、スプリットとカットボールを交えてピンチを切り抜けた。

4回はカーブを解禁し、変化球を連投。2イニングとも四球を反省しつつ、併殺で無失点締めした。前日20日には一足先に、楽天のドラフト1位早川が3奪三振と圧巻のデビューを果たした。東京6大学リーグで投げ合った好敵手を「見ました!すごいですよね、さすが」と笑顔で称賛。「僕はのんびりやります」と言いながら、高揚感は隠せなかった。「プロ相手でアドレナリンが出た。次は課題を見つめ直して地に足つけて取り組みたい」。できたこと、できなかったことは半々くらい。思い出深いプロ「第1戦」になった。

▽楽天辰己(ヤクルト木沢の151キロを右中間へ二塁打)「力で返すよりも、脱力して、ミートできるように打つ意識を持っています。ボールは強かったですね。ドラフト1位の力を感じました」

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