開幕1軍アピール弾!! 西武ドラフト6位タイシンガー・ブランドン大河内野手(22=東農大北海道オホーツク)が「プロ1号」本塁打を放った。今季初の対外試合となる練習試合ソフトバンク戦(アイビースタジアム)に「8番三塁」で先発。2回無死一塁、杉山から左越えに2ランを放り込んだ。11日のシート打撃でも“チーム1号”を放つなど長打力は魅力十分。目標の開幕ロースター入りへ大きくアピールした。

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初打席の初スイングで“1発回答”を決めた。2回無死一塁、ブランドンが杉山の2球目、146キロ直球を完璧に捉えると、高々と上がった打球は左翼芝生席へ。チームの対外試合1号となるプロ初本塁打について「ストレートの速いピッチャーと分かっていたので、真っすぐだけ絞って、真っすぐのタイミングで振り切りました」と冷静に振り返った。

沖縄出身で、米国人の父と日本人の母を持つ。外出禁止の宿舎生活では、湯船につかってリラックスし、メジャーリーガーの打撃動画を見て気分転換を図っている。「マイク・トラウト選手とかすごいかっこいい」。大谷翔平と同じエンゼルスでシーズンMVP3回受賞、同じ右打ちの現役最高峰スラッガーを見て、イメージを高めている。

三塁レギュラーの中村は左ふくらはぎ痛で別メニュー調整中。開幕1軍どころか開幕スタメンの可能性も膨らむ1発にも、満足はしていない。「今日打てただけなので、まだ全然足りない。これから練習試合、オープン戦でアピールして、最終的に開幕1軍スタートできるように準備していきたい」。憧れのトラウトばりの強打で、存在感を示していく。【鈴木正章】

▽西武松本(先発し3回を5安打2失点)「良かった点はストライク先行で投球できたこと。反省は変化球のコースが高くなってしまった。低めに制球できるようにしていきたい」

▽西武ドラフト4位若林(1安打1盗塁)「真っすぐには対応できていると思いますが、(変化球など)もっといい対応ができるようにならないといけない」

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