明大出身の阪神ドラフト2位新人・平田勝男内野手(現2軍監督)が、安芸キャンプの紅白戦で、池内からプロ初本塁打を放った。平田は「とにかくストライクならなんでも打とうと思っていただけ。まぐれです」と照れたが、紅白戦はこの日で5試合連続安打。通算13打数5安打で、堅実な守備だけでなく、打撃でもアピールした。

左ひざの故障の影響で、正遊撃手の真弓がスロー調整だけに定位置争いの期待も高まった。平田は「とんでもないですよ。今は早く守りで通用することで頭がいっぱい」と控えめ。それでも安藤監督は「真弓遊撃に変わりはないが、平田は着実に力をつけてきた。打つほうはメドがついた。あとは守り。ハイレベルな守備がレギュラーへのポイント」と話した。しかし、やはり真弓の壁は厚く、プロ1年目は出場23試合中13試合で遊撃を守ったものの、スタメンは1度もなかった。