米ハワイのマウイ島でのキャンプを打ち上げた阪神は、ハワイプロ選抜、ハワイ大と親善のオープン戦を行った。第1試合のプロ選抜戦では、掛布雅之内野手が右翼席へ運ぶ2ラン本塁打を放った。

先発小林繁投手が2回2失点など、立ち上がりから苦戦。3番岡田、4番掛布、5番バースと並ぶ打線も、3A投手2人に5回まで沈黙していたが、6回に3番手投手に主砲が1発を見舞った。試合は2-3で敗れたが、掛布は「日本の投手とタイプが違うし、参考にならないかもしれないけど、悪い気はしないね。ハワイでの最後にひとつのいい区切りができたよ」と満足そうに話した。第2試合は若手中心で臨み、4-0で快勝した。

ハワイキャンプは、同年と84年の2年間実施された。その後、阪神は海外キャンプを行っていない。