熱さ全開の阪神糸井嘉男外野手が2本のタイムリーで連日の好調アピールだ。まずは初回2死一、二塁。ドラフト1位新人木沢の149キロを引っ張り、21年初タイムリーを決めた。5回にはボークで走者が二塁に進んだ直後の球を捉え、左翼前に落として勝負強さを発揮した。

「先を見据える立場じゃないから。もう開幕のつもりでやっている」。外野は佐藤輝や高山が好調で、助っ人との競争もある。前日は今年初の左翼守備に就いて初安打もマーク。募る危機感を闘志に変え、結果につなげている。

矢野監督は「“打席に立たせろ立たせろ”って、アピールしてくる。いいヒットが出ているし、足の方がよく動いている」とチーム最年長39歳の奮闘を評価。糸井も「自分に対して挑戦している部分もある。自分に勝ちたいなと思っています」と気合十分だ。開幕ヤクルト戦のスタメンを奪いにいく。【林亮佑】

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