阪神は1日、沖縄・宜野座で行われていた1軍キャンプを打ち上げた。

阪神ドラフト1位の佐藤輝明内野手(21=近大)ら、ルーキーも無事キャンプを完走。矢野燿大監督(52)は「佐藤輝が連日関西では大きく報じられて、本当に魅力的な楽しみな能力を持っているところをしっかり見せてくれた」と振り返った。

佐藤輝はキャンプで主に3番を打ち、実戦11試合で打率3割6分6厘、2本塁打、9打点。周囲の注目に負けない大活躍を見せた。矢野監督は「映像とかで見てきたけど、しっかりと高いレベルの投手と戦えるものを見せてくれた。開幕? それはあいつ自身がつかむこと。競争の中で見たいと思わせるものを出してくれたら十分可能性はある」と話し、開幕スタメンに向けて、5日から始まるオープン戦でもアピールを続けていく。

新人投手ではドラフト8位の石井大智投手(23=四国IL・高知)が躍動。矢野監督は「投手では石井大ですかね。すぐにウチの中継ぎに入って勝負してくれる力を見せてくれた。投手は若干、調整がうまくいかなかったところもあったけど、ここから十分やって間に合ってくれる。新人にとってもいい1軍キャンプになったと思う」。ルーキーにとっても充実の1カ月となったようだ。