開幕投手に指名されているソフトバンク石川柊太投手(29)が、5日の阪神戦(ペイペイドーム)で先発する。オープン戦初登板を前に4日、本拠地で調整。阪神ドラフト1位、佐藤輝明外野手(21=近大)との「モノノフ対決」を歓迎した。

石川はアイドルグループ「ももいろクローバーZ」の大ファンとして知られ、佐藤輝も同じももクロファンだ。初対戦が予想される中、石川は「お互いに球界を盛り上げるとともに、盛り上げることで、ももクロも広がるというか。名前が出るので。いい意味で刺激し合えればと思います。盛り上がってくれれば、エンタメとしては、プロレスみたいな感じでいいんじゃないですか」と話し「佐藤君だから抑えたいというのはない。誰にも打たれたくないので」と、昨季リーグ2冠の投球で洗礼を浴びせるつもりだ。

3・26、ロッテとの開幕戦は5日と同じ本拠地が舞台だ。「マウンドのアジャスト感とかはしっかり感じて投げられたらなと思います。そこが投げる上では一番大事になってくるので」と、感触を確かめながら本番を見据える。また「シーズン中にあまりしないことをなるべくしないように。去年とかは好不調あろうが全球種を使っていましたし、偏りを感じさせない方がいい結果につながっていたので」と、シーズンを想定した本気の配球で臨むつもり。「テーマと言えば、ゼロに抑えること。自分の中で、抑えるために妥協しないように。状況にもよりますけど、そこがテーマですかね」と無失点投球で、開幕に弾みをつける。【山本大地】