DeNA三浦大輔監督(47)が、オープン戦初戦となる本拠地横浜スタジアムでのオリックス戦に勝利した。3番に入れたドラフト2位牧秀悟内野手(22=中大)が初回に剛腕山本から安打を放てば、5年目の京山将弥投手は4回無失点。「番長チルドレン」がチーム今季初の有観客試合を彩った。

帰ってきたハマの番長が、3545人の観客から拍手を受けた。三浦監督は「久しぶりにお客さんの前で試合ができて雰囲気が違った。プロ野球人として気持ちが変わった」。だが、オープン戦では勝利の喜びに浸れない。牧から1度は受け取ったウイニングボールをベンチに戻した。「どっか行ったんじゃないか。シーズンが始まってから味わえる」と締め直した。

投打に抜てきした若手が光った。正一塁手候補のソトら外国人の来日が遅れ「3番でどういう打撃をするか」とテストした新人牧は、初打席の初球で山本の151キロカットボールを中前打。「用意ドンであれだけ振れて、コンタクトできるのは牧のいいところが出た」と評価した。その後は3三振に一塁守備でミスもあったが「経験の浅さは出たが、練習して」と今後の成長を見込んだ。

昨年はファームで指導した京山は、最速150キロの直球を軸に4回3安打無失点と好投した。対外試合は10イニング連続無失点。三浦監督は「ストライク先行できるようになって、自分のボールに自信を持てるようになった」と成長と開幕ローテーション入りへの前進を認めた。投手も新外国人ロメロ(ツインズ)らの来日が未定。投打に若い現有戦力を伸ばし、不安を払底する。【斎藤直樹】

▽DeNA嶺井(山本の153キロ直球を中越え3ラン) 本当にいい投手なのでとにかく積極的にいこうとした結果。タイミングをうまく取ることを意識している。一番速いボールに差し込まれないように。

▽DeNA風張(ヤクルトから移籍後初登板) ベイスターズに入って初の1軍登板で緊張しましたが、自分を奮い立たせて投げた。

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