阪神のドラフト7位ルーキーの高寺望夢内野手(18=上田西)が1軍合流した。

前日13日の2軍教育リーグの広島戦(鳴尾浜)では実戦初打点を記録するなど成長中。唯一の高卒ルーキーが初めて1軍の舞台に立つ。

試合前に取材に対応した高寺は「高校時代に目指していた場所で野球ができて、練習してみてとても楽しかったです」とコメントした。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で春夏の甲子園大会が中止。高校3年生だった高寺は、球児であれば誰もが憧れる場所に挑戦すらできなかった。「甲子園というのは憧れる場所。そこで野球ができて楽しい」。

今季の新人選手で唯一の高卒。最も年下になるが、昨年12月に行われた体力測定では、30メートル走と、トップスピードでの10メートル走、垂直跳びの3種目でトップの数値をたたき出し、超高校級のポテンシャルを披露した。「しっかり最高の準備をして、楽しんでプレーをして、最高の結果になればいいなと思います」と、意気込んだ。