西武高橋光成投手が、今季から地震や豪雨災害などの現場で活躍する災害救助犬の支援を行うことを発表した。

登板した1試合ごとに2万円を積み立て「NPO法人日本捜索救助犬協会」に寄付する。高橋は「ライオンズの先輩方が社会貢献活動に取り組んでいる姿を見て、いつか僕も取り組みたいという思いを抱くようになりました。実家で犬を飼っていることもあって、幼い頃から犬が大好きなので、犬に関係する活動ができれば良いなと考えていました」と理由を明かした。

チームでは栗山巧外野手をはじめとして、森友哉捕手、内海哲也投手、増田達至投手らが社会貢献活動を行っている。高橋も自ら調べ、今回の活動を決めたという。「犬は、単にかわいいだけではなく、時に私たち人間のことを守ってくれる頼もしい存在です。いろいろと犬について調べていくなかで、地震や豪雨災害などの現場で活躍する災害救助犬がいることを知りました。僕は、大きな災害にあったことがないので、簡単には言えませんが、とても過酷な環境下で、きっと怖い思いをしながら人間のために懸命に働く救助犬はすごいなと思います」。

今季は開幕投手に指名され、19日のDeNA戦(メットライフドーム)でオープン戦最後の調整登板を行う。「救助犬に負けないように、僕も、苦しい時こそチームを助けられるような投球をしていきたいですし、しっかりと結果を残さないといけないと自覚しています。今シーズンはじめて開幕投手にも指名していただきました。シーズンを通して、感謝の気持ちと覚悟を持ってマウンドに上がります」と気持ちを高めた。