楽天先発の涌井秀章投手(34)が3回2/3、7安打5四死球8失点と崩れ、自身10度目の開幕投手へ不安を残した。

初回は無失点で立ち上がるもマウンドに足をとられ、バランスを崩す場面も見られた。2回は2死二塁から3連続四球と制球を乱した。この回だけで42球を要し、青木に勝ち越し適時打を許した。

同点に追いついてもらった直後の3回は村上、内川に連打、四球で無死満塁とし西浦に左翼席へ満塁弾を浴びた。4回は先頭太田を歩かせ、続く山田にスライダーを左翼席へ2ランとされた。4回2死を奪ったところで104球。めどの100球を超え、マウンドを降りた。

開幕戦の26日日本ハム戦(楽天生命パーク)で先発予定。西武時代に5度、ロッテ時代に4度の大役を経験し、加入1年目の昨季は11勝を挙げ、史上初の3球団最多勝をマーク。経験豊富な右腕が残り1週間で立て直す。