ロッテ佐々木朗希投手(19)がプロ入り後初めて先発投手を務めた。

予定の2イニングを投げ、打者10人と対戦。2回2死まではパーフェクトに抑えたが、その後は連打と連続四球で2点を失った。球数は40球。うち32球を占めた直球の最速は154キロで、直球の平均球速は150・69キロだった。やや制球が乱れがちだった。

登板を終えた佐々木朗は報道陣の代表取材に応じ「こうやって投げないと分からない部分もありますし、投げて課題が出てきたので、去年と違ってしっかり課題に向き合ってこれから練習ができると思う」と前向きに話した。

実戦で2イニング以上を投げたのは、大船渡高3年夏の岩手大会準決勝・一関工戦(岩手県営野球場)で2安打完封の投球をして以来、約1年8カ月ぶりとなった。

シーズン開幕が26日に控えており、今後は1軍からは離れる予定。イースタン・リーグ公式戦での登板を重ね、1軍公式戦デビューを目指していくことになる。

投球内容の詳細は以下の通り。

<1回裏>

桑原=初球152キロを遊ゴロ

関根=フルカウントからの9球目、153キロを左飛。8球目は154キロ

牧=初球スライダーを三ゴロ

<2回裏>

佐野=4球目の152キロを遊ゴロ

宮崎=6球目のスライダーを二ゴロ

田中俊=初球150キロをたたきつけ二塁内野安打

柴田=2球目148キロをレフト前ヒット

嶺井=フルカウントから四球で2死満塁

大貫=フルカウントから押し出し四球

桑原=初球がパスボールで1点追加。桑原は3球目を遊ゴロ