日本ハム栗山英樹監督(59)が3日、ロッテ戦(札幌ドーム)の試合前練習中、ドラマ「北の国から」などで知られ、3月24日に死去した俳優の田中邦衛さんを「世の中に何人かお会いしたい人がいるが、その中のおひとりだった」と悼んだ。

同ドラマの脚本を手掛けた倉本聰氏や、テーマ曲で知られる歌手のさだまさしとは親交があったが、田中さんとは面識がなかった。栗山監督は現役引退後の02年、北海道栗山町に野球場などを備えた「栗の樹ファーム」を完成。「北海道に住んだのは『北の国から』がなければ、あそこに栗の樹ファームを作っていない可能性が高い。それだけ影響を受けた。人はどういうふうに生きていくべきかというのを、感じさせてもらった。あそこに(同ファームを)作っていないと、日本ハムの監督になっていないような気がする。全てがつながっていくきっかけを与えてもらい、本当に感謝しています」と話した。

同ドラマのテーマ曲は球団が北海道に本拠地移転後、応援にも使われている。