阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)が、13日からの甲子園6連戦で、甲子園1号アーチをかける。前カードのDeNA3連戦では、9日に横浜スタジアム右中間場外へ運ぶ驚愕(きょうがく)の3号ソロを放つなど初の3試合連続安打をマーク。連日の矢野監督、井上ヘッドコーチの指導もあり、佐藤輝は「上がってきている」と状態が上向きな手応えをつかんでいる。

矢野監督は「きっかけはつかんだ感じはあるかもしれない」と、上昇気配は感じながらも「攻められ方は一緒やし、我慢するところを我慢できれば打てるようになるんだけど。そこは経験していく中であいつが変えていくべきところ」と、厳しい内角攻めに耐えることを望んだ。9日の試合後には佐藤輝も「インハイを消して逆方向を意識することであまりそこに手を出さなくなった」と我慢できはじめている。

13日は前回2打席2三振の難敵、広島森下と対戦する。佐藤輝は「球の質も、もう1個スイッチが入っていい球が来ていました」と、キャンプ中の2月21日にライナーで右中間二塁打を放った時との違いも肌で感じた。「1本でも打てるように練習します」と、昨季新人王右腕の攻略を誓った。【石橋隆雄】

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