阪神藤川球児スペシャルアシスタント(SA=特別補佐、40)が始球式を行った。東京五輪開幕まであと100日となったこの日は「結束! 侍ジャパンナイター」として、プロ野球の6球場で五輪出場経験者による始球式を開催。藤川氏は現役時代の登場曲、リンドバーグの「every little thing every precious thing」が流れると、背番号28の日本代表ユニホーム姿で登場。昨年までのチームメート、捕手の梅野に笑顔で合図すると、外角高めへコントロール良く投げた。かつての守護神がマウンドに立つ姿に、ファンからは大きな拍手が送られた。

始球式後には宮本慎也氏(50=日刊スポーツ評論家)ら、6球場の始球式参加者をつないだオンライン会談に参加した。「今の試合のほうが気になっていますけど」と、阪神の戦いぶりが気になる様子。始球式の点数を問われると「100点」と答え「肩痛かったですね。せっかく辞めたのにと思いました」と冗談交じりに笑わせた。藤川氏は06年WBC、08年北京五輪、09年WBCに日本代表として出場。WBCではどちらも世界一に輝き、当時の数々の思い出も語った。

オンライン会談の模様は後日、侍ジャパン公式YouTube「侍ジャパンチャンネル」で配信される。

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