巨人梶谷が「単純明快弾」で復調への兆しをつかんだ。試合前時点で打率1割7分7厘に低迷。「自分のスイングをしようと。それをセンター方向に打ちたい」と脳内をクリアにした。3点リードの3回1死二塁、中日勝野の143キロ直球を右中間席に放り込んだ。松原の先制打、坂本の2点適時二塁打に続いた1発に「いい流れで回してくれた。それに乗って、より集中力を高められたのかなと思います」。3連打、一挙5得点に加勢した。

バットの快音が快足にも波及した。5回1死で右腕付近に死球を受けて出塁。次打者岡本和の打席で二盗を決めた。6回の守備を前に途中交代したが「大丈夫。全然平常運転で」とケロリ。特徴を消さず、軸をぶらさない。しっかり振って、しっかり走る。よく食べて、よく寝る。「そうですね。そういうことです」と梶谷。3月27日DeNA戦以来、15試合ぶりの2号2ランが復調への合図だ。

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