東京6大学野球は18日、第2週第2日を迎える。第1試合は、午前11時開始。

【第1試合 立大-法大】

立大は、1回戦は9回2死から追い付いた。溝口智成監督(53)は「流れは、負けてもおかしくなかった。(ポイント)0点が0・5点に。大きな引き分けだと思う」と評価する。土壇場の同点劇は、溝口監督が「未完の大砲」と期待する東怜央内野手(4年=福岡大大濠)の一振りから始まった。9回1死走者なしで、高校のチームメートだった法大・三浦から右前打。詰まりながらも押し込んだ。溝口監督は「根性ヒットを打ってくれた」。前の打席、6回1死一、二塁では、初球の変化球にちょこんと当てて二ゴロ併殺。反省を次につなげた。2回戦も気持ちで負けずに臨みたい。

勝ち寸前で追い付かれた法大・加藤重雄監督(64)は「三浦はずっと踏ん張ってくれている。勝たせてやりたかった」と、エースの力投に応えられなかったことを悔やんだ。1回戦は、初回に2点先取。幸先は良かったが、2回からは0行進。4回から8回はヒットも出なかった。「追加点を取れなかったのが、勝ちきれなかった最大の理由。痛い引き分けです」。投手力は充実しているだけに、打線の奮起が望まれる。

【第2試合 東大-明大】

1回戦で0-11の大敗を喫した東大・井手峻監督(77)は「明日もう1回、ちゃんとやりたい」と切り替えるように話した。先発の井沢駿介投手(3年=札幌南)が3回5安打4失点。序盤で主導権を渡してしまい、切り札のリリーフ左腕・小宗創投手(4年=武蔵)をつぎ込む展開に持ち込めなかった。打線も散発4安打無得点。第1週の早大戦で見せた粘り強さが求められる。

快勝スタートの明大だが、先発した竹田祐投手(4年=履正社)に浮かれた様子はなかった。「ボールが高い。まだまだだと思います」。7回2安打無失点も、内容にこだわった。貪欲に優勝へ白星を重ねる覚悟だ。また、チーム初戦となった1回戦では、4人の1年生がベンチ入り。そのうち、直井宏路外野手(1年=桐光学園)と宗山塁内野手(1年=広陵)が早速、守りや代打でデビューを果たした。田中武宏監督(60)は「1年生に限らず、必要と思う者を入れている。当然、機会があれば、いろんな選手を使いたい」と話した。

【順位 4月17日現在】

1位 早大1・5点(1勝1分け)

1位 法大1・5点(1勝1敗1分け)

3位 明大1点(1勝)

3位 慶大1点(1勝1敗)

5位 東大0・5点(2敗1分け)

5位 立大0・5点(1分け)

(勝ち1点、引き分け0・5点、負け0点のポイント制)