阪神の新外国人、メル・ロハス・ジュニア外野手(30)とラウル・アルカンタラ投手(28)が19日、兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

米国出身のロハスは「少し遅れてしまいましたが、こうやって来られることができて本当にうれしいです。チームのためにもファンのためにも自分のプレーをして貢献していきたい」。楽天田中将大や巨人菅野智之との対戦も楽しみだという。サンズとは家族ぐるみの付き合いがあり、サンズが阪神に対してロハスを推してくれたと言い、「阪神タイガースはサンズ選手に何かプレゼントをあげてほしい」と笑った。日本語に関しても「コンニチハ」や「ゲンキデスカ」などを披露し、「どんどん覚えていきたい」と意欲的だ。「チームの勝利に貢献することが一番。佐藤(輝)、大山、サンズ、マルテの中に加わってチームの勝利に貢献できるように全力でやっていきたい」と意気込んだ。

ドミニカ共和国出身の193センチの大型右腕・アルカンタラはグレーのスーツ、黒のネクタイに身を包み、緊張気味な様子。「2週間、隔離からあけられたのでみなさんの前でお会いできてうれしいです」。勉強中の日本語で、「ワタシハアルカンタラデス」と「アリガトウゴザイマス」の覚えた2つを披露。ファンに向けては、「みなさんの応援をテレビの中でアプリを通して見ていた。早くプレーしたい気持ちだった。ぜひみんなで優勝に向けて頑張りたいなと思います」とメッセージを送った。

◆メル・ロハス・ジュニア 1990年5月24日、米インディアナ州生まれ。10年ドラフト3巡目でパイレーツと契約。16年5月ブレーブス移籍。17年WBCドミニカ共和国代表。17年韓国プロ野球入りし、昨季は47本塁打と135打点の2冠に加えMVPにも輝いた。189センチ、102キロ。右投げ両打ち。

◆ラウル・アルカンタラ 1992年12月4日生まれ、ドミニカ共和国出身。16年9月にアスレチックスでメジャー初登板。メジャーでは通算13試合で2勝。19年からは韓国球界で2年間プレーし、昨季は20勝で最多勝を獲得。193センチ、100キロ。右投げ右打ち。