「打」散発4安打と完封され、「投」はシリーズ史上初の2戦2ケタ失点で連敗…。シーズン272打点をたたき出した金本、今岡コンビはこの日も無安打と猛虎軍団はどこへやら。早くも連敗と阪神が窮地に追いやられた。これで03年ダイエー(現ソフトバンク)とのシリーズから、敵地6連敗となった。救いは本拠地甲子園に戻れば03年も3連勝と吉兆データ…。これ以上、ボビー・チルドレンに好き勝手させまへん。岡田タイガースが、25日の第3戦から逆襲に乗り出す。
ロッテのがい歌がもれ聞こえる三塁側ベンチ裏で、岡田監督は声を荒げた。「またJFKが投入できなかった? なるかいな、こんな展開で!」。前夜の1−10に続く0−10大敗。2試合連続2ケタ失点は、シリーズ史上初の屈辱だ。帰りのバスへ乗り込む直前には、ファンからメガホンやペットボトル、ライターまで投げ込まれた。「千葉に帰って来いよ」の声もあったが、響きはむなしい。JFKを宝の持ち腐れにしたのは“自滅"からだった。
◆ああ今岡が 初回2死三塁。安藤がサブローを平凡な三ゴロに仕留めたが、今岡が痛恨の一塁悪送球。先制点を与えた。岡田監督は「こっちが先に点を取らなアカンところが逆や」と怒り心頭だ。
◆ああ藤本が 3回に片岡、矢野の連打で無死一、二塁の好機をつくった。だが藤本が空振り、ファウルで2度送りバントに失敗。結局一邪飛に倒れ、この回も無得点に終わった。「チャンスは少なかったけど、あそこでバントを決めとけばだいぶ違うのにな」。岡田監督には悔やみきれない攻撃となった。
◆ああ安藤が 2失点で踏ん張ってきた安藤だが6回、サブローを2−0と追い込みながら2ラン被弾。フランコにも連発され6失点KOされた。「次にどっちが点を取るかの場面。あの2ランは痛かった」と岡田監督。2点差のままなら7回からJFK投入予定だっただけに痛かった。
第2戦先発は下柳が妥当だったが、パ・リーグ時代の千葉での相性は0勝3敗、防御率6・75。本人の甲子園登板希望も踏まえ、安藤を立てた。だがこれで、セ最多15勝左腕が第3戦1度きりしか登板できない可能性も高まった。
打線は4安打完封され、2試合でまだタイムリーがない。投手陣も2試合で7被弾20失点の壊滅状態だ。だが岡田監督は声を張り上げた。「甲子園に戻ってからや!」。03年も福岡で連敗後、甲子園で3連勝した。甲子園で初の日本一胴上げは夢と消えたが、まだ終わったわけではない。今日24日は甲子園で全体練習。逆襲の準備を整える。【松井清員】
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▼2試合連続2ケタ失点を喫したチームはシリーズ史上初めて。2ケタ得点差の大差完封負けはシリーズ史上4度目だが、阪神は03年<2>戦でダイエーに0−13で敗れたのに次いで2度目の屈辱となった。
▼江草が8回に3暴投。個人1試合最多暴投、1イニング最多暴投のシリーズワースト記録になった。これまでの最多は1試合、1イニングともに2。1イニング3暴投は公式戦でもワースト記録(過去7人)になっている。
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阪神金本(2試合で6打数無安打)「もう2試合目だし言い訳はしない。そんなにショックもないし、逆に気持ちが高ぶるものがあるよ」
阪神シーツ(4打数無安打)「勢いがない。相手の投手はいいし、こっちは2週間も試合から遠ざかっている」
阪神鳥谷(6回にシリーズ初ヒット)「ヒットを打っても負けたら同じ。打つ打たないじゃなく、チームが勝つことに貢献したい。場所も変わるし」



