楽天新外国人のブランドン・ディクソン内野手(29=タイガース)とルスネイ・カスティーヨ外野手(33=レッドソックス)が23日、楽天生命パークでの西武4回戦で1軍初昇格し、即先発出場した。

2人は15日、イースタン・リーグ日本ハム戦での来日初実戦から好調を維持し、8日後に1軍登録。新外国人野手コンビが、“ワシンガン打線”に勢いを与えていく。

8年ぶり日本一に向けて役割を全うする。ディクソンは米メジャーのタイガース在籍時の19年に15本塁打した長打力に加え、内外野を守れるユーティリティー性が持ち味だ。来日初実戦の15日からは2軍戦全7試合に出場し、20打数7安打で打率3割5分。2本塁打5打点と好成績を残した。「こうしてチームに合流することができて興奮しています。これからはチームの日本一に向けて最善を尽くしてチームのために頑張りたい」と決意表明した。

カスティーヨは「パワーもですけど、基本的には走るスピードもいける選手だと思っていますので、スピードとパワーのコンビネーションを見てもらいたい」と、アピールポイントを挙げた。14年にレッドソックスと7年総額7250万ドル(約79億8000万円)を結んだが、高額年俸が影響しマイナー暮らしが続いていた。合流後の同7試合は、23打数8安打の打率3割4分8厘、3打点を記録して初昇格を果たした。

この日は「3番右翼」で出場したカスティーヨが2回の守備で途中交代。「5番DH」のディクソンは4回に先制となる“来日初アーチ”を描いた。新たに加わった2つのピースが、打線の起爆剤となる。【相沢孔志】

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