チーム2位タイの12試合目の登板となった巨人鍵谷陽平投手(30)が、今季初勝利を手にした。

6回途中を7安打2失点と好投した畠の後を受け2番手で登板。6回2死一、三塁のピンチで、広島クロンのバットをへし折り、遊ゴロに仕留めた。イニングまたぎで1回1/3を無安打無失点と好投し「畠が頑張って投げていたので何とかしのぎたいと思って投げました。粘ってみんなで勝てたので良かった」と「ワンチーム」での勝利をかみしめた。

ウィーラーの4号ソロで勝ち越した後の7回2死では、プロ3打席目の打席にも立った。3球続けて外角低めに決まる広島森下の直球の前に一度もバットを振ることなく3球三振となり「すごい。いいピッチャーでした。全部ボールだと思って『低いな』って思ったら全部あれ(ストライク)だったので。いいピッチャーでした」と苦笑い。窮地を救った投球とは対称的に打席では脱帽するしかなかった。