ヤクルトが終盤に追いつき、引き分けに持ち込んだ。ここまで今季の阪神戦は6戦全敗、デーゲームは8敗2分と分が悪い中での一戦。先発奥川がプロ自己最長の6回を3安打2失点、5奪三振と試合をつくった。

1-2で迎えた8回2死三塁では、青木が二塁へゴロで一塁へヘッドスライディング。気迫で同点の適時内野安打をもぎ取った。1回2死一、二塁では遊ゴロ、4回無死一塁では、一塁併殺打。好機で1本を出せず、悔しさを表情に出す場面もあった。“三度目の正直”で結果を残し「良い形ではないが、なんとかしたかった。奥川が良いピッチングをしていたが、援護できなかったので負けは消してあげたかった。気持ちで打ちました」と振り返った。

悪い流れを完全に断ち切ることはできなかったが、負けはしなかった。4連敗を阻止し、貯金1もキープ。7日からの2位巨人戦(東京ドーム)で、心機一転、浮上を目指す。

▼ヤクルト高津監督(8回青木の適時内野安打に)「悔しがってはいるけど『追いつくぞ』とか『しっかり守るぞ』と声を出していた。バットで貢献出来ていなくても他のところでチームをまとめてくれている。気持ちの入ったスライディングでした」

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