西武は復帰した山川穂高内野手(29)が、復帰弾で劣勢の展開を吹き飛ばした。

38日ぶりに左太もも裏肉離れから復帰し、2点を追う4回に左翼席へ2号ソロを運んだ。7回には栗山巧外野手(37)が同点2号弾。2本のアーチで引き分けに持ち込み、辻発彦監督(62)は「ホームランの力」をあらためて実感した。

 

-引き分けをどうとらえる

やっぱり先攻だから最後良く踏ん張ってくれて、9回裏を0点に抑えてくれることだけ祈ったけど、よく頑張ってくれた。

-復帰した山川の一発

ウチは山川がいなくてホームランの数も少ないけれど、復活してホームランの力の大きさというか、あのホームラン1本でよしまだいけるって気持ちにさせてくれたという意味では大きな1本だったね。

-中村も好調であの位置で打ってくれると大きい

4番、5番というところでここまで良い仕事をしてくれていた中で、今日復帰してあそこの位置でホームラン打ったりヒット打ったりしてくれればさらに厚みが出てくるので、調子が上がってくればね。

-栗山も見事。

まだまだ若いね。そこまで飛ばすんだからたいしたもんです。

-先発した高橋

光成は素晴らしかった。久々に。前回も球の走りがどうかなという感じしていたけれど、今日は8回もいけるくらいの勢いだったからね。ちょっと大事なところだったので代えたんだけど。味のあるピッチングで、2点は取られはしたんだけど、同じ真っすぐでもスピードを変えたりカットボールも変えたり、ただ投げている感じではなくてよく考えて、うまいピッチングをしてくれた。

-平良はピンチを抑えた

ピンチをつくって点を取られないのが平良と信じていたので、そういう風になってよかった。

-18試合目で疲れは

大丈夫、大丈夫。壊さないようにするし、そんなことをみんな言うかも知れないけれど、そういう任務を与えているんだから。そんなに無理はさせないし。貴重な1枚だから、彼がこんだけ抑えてくれるからこの位置にいられるわけで、そういうところは慎重にやる。

-ーベンチを外れた若林は様子を見る

様子を見ます。無理させない。

-山川は6番、いずれは4番を

そうだね。もちろん。数試合この打順で流れてきたのもあって、1番も若林のところも考えたけど、木村を入れたりと。日によって変わって来るかもわからんけど、打順うんぬんよりもそこで回ってきたときにどういう仕事をするかということ。今のうちの打線では。

-中村も調子を維持

もっとチャンスで打てたら調子を発揮するバッターなのでこの2人は毎日大変だけど疲れを出さないようにこっちもやらないといけない。

-打線のパターン増える

駒的にはいろいろなところで使える。今のところでは金子が足だったり守備だったり、愛斗がきたらいろいろな選手は入ってくる、調子の良い選手を使っていくようなそういう状況になってきた。チームが。