明大が法大に快勝した。エース竹田祐投手(4年=履正社)が被安打5の1失点で、リーグ戦初の完投勝利を挙げた。打線もルーキー宗山塁遊撃手(1年=広陵)に初本塁打が飛び出すなど効果的に3点を奪い、法大のエース三浦を攻略した。

田中武宏監督(60)は「慶大にやられた(4月24、25日)後の2週間を有効に使えました」と話した。慶大戦に連敗後、ナインはバスで野球部寮に戻ると、すぐさま清掃作業を始めた。練習は控え部員が終わったあとに組み込んだ。学業も含め、日常生活から見直す2週間になった。

竹田はフォームの矯正に取り組んだ。「強い球を投げようとやってきた。今日はストレートがたれず、強く行ってくれた」と今季2勝目を振り返った。

明大はこれで3勝2敗。慶大、立大が先を行くが、優勝の可能性は残っている。田中監督は「明日負けるとなんにもならない。明日も明治らしいゲームにしたい」と話した。