巨人が恵みの雨を首位阪神の攻勢へつなげる。13日DeNA戦が雨天中止。意図せずとも小休止が舞い込んだ。原監督は「全てプラスですよ。いい時間に使うということですね。休養も含めてね」と受け入れた。登板過多だった中継ぎ陣は肩を休め、エース菅野不在の先発ローテも登板間隔に余裕が生まれた。

14日からの阪神3連戦の先発は初戦が中10日で畠、2戦目はこの日先発予定だったサンチェスが中9日で回る。3戦目は当初、中5日で2戦目を予定していた今村が、中6日で臨むことになりそうだ。指揮官は「投手コーチが一生懸命、スタッフが考えてやっていることだから」と話すにとどめた。

打線も丸、岡本和のクリーンアップに快音が戻ってきた。「上り、上がり調子の人は多くなってきていると思います」と原監督。3連戦2戦目となる15日は、伝統の一戦2000戦目という節目。虎視眈々(たんたん)と首位の座をうかがう。

巨人畠(先発する14日阪神戦に向け)「3連戦の初戦なので、いい流れを持ってこれるような投球がしたい。ストライク先行で、先頭打者をしっかり抑え、主導権を与えないようにしたい」