ロッテ対西武8回戦の試合前に、お笑いコンビのティモンディが始球式を務めた。

トレードマークのオレンジ色シューズを履いた高岸宏行(28)がマウンドに上がり、プレートの三塁側を踏んだ。セットポジションから投じたが、力んだかまさかのワンバウンドで前田裕太(28)のミットへ。球速は140キロだった。

済美(愛媛)野球部出身の2人は、4月3日の日本ハム対ロッテ(札幌ドーム)でも始球式を務め、高岸が芸能界最速の142キロをマークしていた。スタンドには「やればできる」と済美高の校歌一節をデザインしたシャツを着るファンの姿もあった。

高岸は球団広報を通じて「すてきな球場の浜風とすてきなファンの方たちの応援で、すごく勇気をもらえまして心の180キロは出せたと思います!」と、前田は「たくさんの方が集まって見に来てくださっている中で高岸の全力のワンバウンド投球を見せる結果にはなりましたが、ロッテの勢いはそのまま上に昇っていくよう応援していきたいなと思います」とコメントを寄せた。

今回の始球式に際しては、昨年までロッテ投手だった内竜也氏(35)に師事するなど、万全の準備で臨んでいた。背番号も内氏と同じ21番。入場の際も、内氏の現役時代と同じ入場曲「ファイナルカウントダウン」が流れていた。