広島は20日、1、2軍の監督とコーチ、選手、球団スタッフ146人が、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査を受け、既に陽性判定を受けた3選手に加えて、新たに7人が陽性と判定されたことを発表した。球団によると、陽性者7人は全員無症状だという。

新たな陽性者は、朝山東洋1軍打撃コーチ(44)、鈴木誠也外野手(26)、長野久義外野手(36)、羽月隆太郎内野手(21)、石原貴規捕手(23)、大盛穂外野手(24)と球団スタッフ1人。17日に陽性と判定された菊池涼介内野手(31)、小園海斗内野手(20)、正随優弥外野手(25)の3選手と合わせて合計10人が陽性となった。今後は管轄保健所の指示に従い、療養に努める。濃厚接触者の特定はこれから順次行っていく予定という。

17日に菊池涼ら3選手が陽性判定を受けた後、管轄保健所から濃厚接触者はいないとされた。だが、球団は陽性者3人と独自の判断による5選手(松山、西川、大盛、磯村、石原)を「感染拡大防止特例2021」の対象選手として、18日に出場選手登録を抹消。自宅待機の措置を取っていた河田ヘッドコーチ、松山、西川、磯村に加え、19日の巨人11回戦(東京ドーム)をベンチ外となっていた塹江、坂倉は、今回のPCR検査で陰性が確認された。

21日からは阪神3連戦(マツダスタジアム)が予定されている。鈴木球団本部長は「NPB、管轄保健所と連携して、対応に当たって、決まり次第、発表します」と話すにとどめた。