首位阪神も対応に追われた。交流戦前最後のカードだった広島3連戦が中止。チームの大半は前日20日に広島入りしていた。当日午後の決定とあって、チームは予定を変更し、主力や外国人を除く約20選手はマツダスタジアムで練習し、その後、チームは関西にとんぼ返りした。

昨季は自軍も新型コロナ感染者が出ただけに、矢野燿大監督(52)は「どこに出てもおかしくないような状況ではあると思う。広島とか、佐々岡さんとかすごく大変」とまず相手を気遣った。雨天中止の20日ヤクルト戦(甲子園)を含めて交流戦前の4試合が中止となり「もちろん、うちからするとやりたかった」と残念がった。

ぽっかりと空いた4日間を有効活用する。幸いにも22日から2軍の中日2連戦(鳴尾浜)が予定され、指揮官は佐藤輝、ロハスら1軍選手の出場を明言。「体も休められるし、また野手はちょっとファームで試合に出て調整しようかなと思っている。ある部分ではプラスに捉えてやっていければなと思います」と前向きに捉える。

手応えはある。チームは開幕から快進撃を続け、首位を走る。42試合を終えて28勝12敗2分けの勝率7割で、交流戦をセ・リーグ首位で迎えることは確定している。「みんなタイガースの野球をやり切ってくれたものが数字、結果で表れて自信にしてくれている。自分たちの野球はこういう野球なんだと深く理解してやってくれた。数字的にはいい流れで交流戦に入れる」。異例の中止期間も、交流戦への助走期間にする。【桝井聡】

○…今後の先発ローテーションについて、矢野監督は「再編成というか、そういうふうにしていく形になると思う」と明かした。この日先発予定だった秋山と22日の予定だった伊藤将はマツダスタジアムで練習に参加。雨天中止となった20日に先発予定だった青柳も含めて、交流戦の態勢を整えていく。