ソフトバンク和田毅投手(40)が、7回途中4安打1失点の好投でチームトップタイの3勝目を手にした。対オリックスは通算30勝(8敗)に到達し、自身が持つ現役投手の最多勝利数を更新。中10日のマウンドで快投を見せ、好相性の猛牛打線を封じた。

「自分が勝っているということはチームも勝っているということ。その数をどのチームにも1つずつ増やしていけたら」。

6回まで散発3安打の完璧な投球。スライダーで2つの併殺を奪うなど、要所でも粘った。6回には、試合前まで今季ここまでわずか6三振の吉田正を外角低め直球で空振り三振。「低めの真っすぐは前回、前々回に比べたらいい形で投げられている感じがした。手応えはあったので、あとは気持ち」。2回終了後、自軍ベンチで腰付近を気にするそぶりを見せたが「大丈夫です」と、お立ち台で問題なしをアピールした。

験担ぎも実った。今季は08年北京五輪で使った赤いグラブで投げていたが、この日は黒に変更。「マッチ(松田)の助言で。気分転換じゃないですけどね」。昨季8勝を挙げた縁起のいいグラブに戻した。「去年ずっといい形で投げられたグラブだった。いいきっかけにしていけたらいいな、と思います」。直近3試合連続で、4失点以上。責任を感じていたベテランは、貪欲に勝利を求めていた。

チームは3カード連続の勝ち越し。福岡移転後、通算2300勝となった。貯金も今季最多タイの7とし、首位をキープ。25日からは、過去15年で最多8度の「優勝」を飾っている交流戦を迎える。工藤監督は「交流戦もしっかりやっていかないと、終わった時には(順位が)下にいるっていうことになりかねない。とにかく3連戦は勝ち越す」と意気込んだ。節目の試合で、和田の好投もチームを引き締めた。【只松憲】

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▽ソフトバンク松田(4回の5号ソロなど2安打1打点) 高めの真っすぐをカチン、カチンと打つことが出来ました。テレビの前のホークスファンの皆様に、熱男を届けることができて良かったです。ホークスの野球を見て、元気を与えられるように頑張っていきます。