多くの主力野手を欠く広島打線を、西川龍馬外野手、松山竜平外野手の2人の実力者が引っ張る。2選手は18日に球団独自の判断による自宅待機者として「感染拡大防止特例2021」の適用で出場選手登録から外れた。

ともに22日の個別練習から参加し、27日にも出場選手登録される見込み。ただ、2人は16日DeNA戦以来の実戦となり、19日巨人戦までプレーしたほかの選手よりもブランクはある。チーム2番目の年長者松山は「今できることをしっかり練習でやるだけ。再開したときに、しっかり結果を出せるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

チームには中軸の鈴木誠や菊池涼、実績ある長野もいない。加えて、台頭してきた若手の小園や石原も不在。彼らの復帰まで打線の顔ぶれは大きく変わる。西川は「何とか主力の穴をしっかり埋められるように。1人1人がその試合に全力で戦うことができれば」とナインの思いを代弁した。