大阪桐蔭出身の楽天浅村栄斗内野手(30)が、後輩への威厳をバットで示した。1点リードの5回2死一、三塁。カウント2-2から母校の10学年後輩、巨人横川の外角カットボールを右前へはじいた。5試合ぶりの適時打。貴重な追加点を奪い、チームの連敗を2で止め、ソフトバンクと同率首位に並んだ。

同窓の未来ある左腕に、舌を巻いた。プロ初対戦の第1打席は真ん中カットボールを打ち損じ中飛。第2打席では内角直球に見逃し三振に倒れ、思わず首をかしげた。「そんなに意識はしていませんでしたが、初めて打席に立ってみて、いい球を投げていた。さすが大阪桐蔭の後輩だなと思いました」。交流戦初戦の25日同戦前には三塁ベンチ前であいさつを受け、笑顔で返答。プロ初勝利を目指すかわいい後輩の成長を期待しつつ“三度目の正直”で容赦なく仕留めた。

チームは交流戦初勝利をつかんだ。ただ、打線はここ3戦で8得点。浅村は対戦数の少ない投手に「アジャストすることが難しいのでより丁寧に、かつ積極的に打っていきたい」と神経を研ぎ澄ませる。名門で養った心技体。「普段通りにチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と意気込む大黒柱が頼もしい。【桑原幹久】

▽楽天石井GM兼監督(適時打を放った浅村に)「長打を狙ってくるところもあるし、ランナーがいて自分が追い込まれたら難しい球もカットしながら、ヒットになるボールを探せるというのはさすが」

▽楽天茂木(4回に6戦ぶりの1発となる8号先制ソロ)「振っていくことを忘れず、気持ちで負けないように行こうと思っていました」

▽楽天滝中(6回0/3を3安打無失点で5月3日ソフトバンク戦以来の3勝目)「(巨人打線に)圧力を感じていた。丁寧に丁寧に低く投げることしかできないので、それが貫けた」

 

楽天ニュース一覧はこちら―>