阪神が逆転負けで、ロッテの「令和の怪物」佐々木朗希投手(19)にプロ初勝利を献上した。

矢野燿大監督(52)は右腕について「将来日本を代表するスケール感はあるなと感じた」などと印象を語った。

矢野監督との一問一答は以下の通り。

◆阪神矢野監督語録

-先発アルカンタラは負け投手になったが、良い部分も出た

でも、いい悪いはちょっとはっきりしすぎているかな。(6回に)最後の2アウトとってからの、あそこのもう1人頑張ってくれたらっていうところやから。先発としてはあそこまで頑張って。いいとこと悪いとこっていうよりは、トータルでそこまでいってくれるっていうのは、先発としての役割かなと思うから。せっかく2アウト、いい形で取れたところからやから。そのあたりはこっちとしては頑張ってほしいなっていう。

-次回の登板は

うーん、別に外す予定はない。

-8回の攻撃は梅野に代打を出すなど勝負をかけた

もちろん、勝負に。9回、上位にしか回らないところやったし、そういうふうに自分が判断していったけど。

-梅野の状態は

うん、まあ、調子というところでいうともちろん良くないというのは、リュウ(梅野)自身も俺もそうだな思っているけど。1年間戦う上でずっと調子いいというのはない。捕手でずっと出るというのも体力的にも調子的にももちろん、難しい部分もある。そういう波はどうしても1年間の中であるから、その波が今来てるのかなというところやから。こっからまた上げていってもらって、やっていってくれたらなと思います。

-佐々木朗の印象

スケール感というかね。もちろんこれだけ騒がれて入って、将来日本を代表するスケール感はあるなと感じた。特に落ち着いているよね。マウンド上で何か慌てるとか、四球でボール、ボールで崩れるとかがないので、そういうところでは何か1つ覚えてたらもっともっといいピッチャーになるんじゃないのかなと。その素材の良さとマウンドでの雰囲気というのは、いいピッチャーの素質っていうのはあるんじゃない。

-明日から対戦する西武でコロナの影響が出ている

まあ、もちろん、広島の3つもなくなってしまったから、うちとしてはやりたい。まあ、やりたいのが一番やけど、こればっかりはオレらが決められないから。まあ、気持ちとしてはやりたいのは正直なところだけど、従うしかない。