17年4月7日ヤクルト戦から1512日ぶりの白星を目指した広島矢崎拓也投手(26)が、勝利投手の権利まであとアウト1つの場面で降板した。

矢崎は今季初先発。1回にレアードに先制2ランを浴びたが、2回以降は無安打に抑えた。その後打線が逆転して、5点リードで迎えた5回。勝ち投手の権利が得られるイニングに落とし穴が待っていた。

先頭の8番藤岡から9番佐藤都に連続四球を与え、さらに1死後マーティンにも四球を与えて満塁とした。中村奨に2点打を浴びて3点差に迫られると、続くレアードを二塁ベース後方への飛球に打ち取るも、強風に流され二塁安部の倒れながら捕球した動きに、三塁走者がタッチアップして生還。2点差に詰め寄られ、なおも2死二塁で角中を迎えたところで左の森浦に交代が告げられた。