早大は、19年夏の甲子園で優勝した清水大成投手(2年=履正社)が先発し、5回3安打無失点に抑えた。初回以外は毎回走者を出しながら、得点は与えなかった。「要所で粘ることはできました。でも、決めるところで決めきれず、四球もあった。次に修正したいです」と反省も交え、振り返った。

1年時に左肘の痛みを患い、半年ほど投げられない時期があった。対外試合に先発するのは、この日が初めて。神宮で投げるのも初めてで「(マウンドが)少し硬いと聞いてましたが、なんとか対応できました」と話した。

同学年には、高3時に春夏甲子園で投げ合った星稜・奥川(現ヤクルト)ら、プロに進んだ投手も多い。「かなり、いい刺激になってます」と発奮材料としている。「まだまだ全体的に直球の球速、変化球の精度が足りない。もう1回、見直して、安定感を出していけたら」と決意を口にした。