日本ハムのエースが阪神の超大型ルーキーを徹底マークする。8日阪神戦(札幌ドーム)に先発する上沢直之投手(27)が、要注意人物に佐藤輝明内野手(22)を挙げた。交流戦でトップタイの5本塁打を放つ規格外の新人を抑え込み、自身6連勝でチームを3連勝に導く。

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現在5連勝中と好調の上沢は、セ・リーグ首位を走る猛虎打線の印象について問われて即答した。「調子のいい選手が多い。ルーキーの佐藤君とか、本当に新人とは思えないような打撃をしている」と、要注意人物として真っ先に佐藤輝の名前を挙げた。

ここまで交流戦でトップタイの5本塁打を記録する規格外の新人について、エースはどんなイメージを持っているのか。

上沢 テレビで見ていますけど、真っすぐしか打てないのかなと思ったら、そんなことはなくて変化球も拾うのがうまいし、真っすぐもしっかりはじき返せるし、穴が少ないなと思いますね。他球団の攻め方を見ていても、ギータさん(ソフトバンク柳田)に近いようなイメージがあります。飛距離とか見ても…いや、すごいと思いますね。

「柳田2世」と称されるスラッガーだけに、打たれれば勢いは猛虎打線全体にも波及する。「しっかり抑えないと点数に絡んでくるし、直接1人で点数が取れる。絶対に抑えないといけない打者かなと思います」と、きっちり封じ込めるイメージも膨らませた。

チームは5日巨人戦(東京ドーム)から連勝で8カードぶりの勝ち越しを決め、勢いよく本拠地6連戦に臨む。上沢は「とにかくカード頭をしっかり取れるように投げたいと思いますし、なんとかカード勝ち越ししやすい状況を作れるよう、しっかり自分の仕事をしたい」と意気込んだ。注目ルーキーを沈黙させ、上位浮上への流れを加速させる。

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