阪神が5月8、9日DeNA戦(横浜)以来の1カ月ぶりの連勝で貯金を16とした。2位巨人とのゲーム差は今季最大の「5」に広がった。

先制を許した直後の2回。先頭の大山が左翼線二塁打で出塁。次打者佐藤輝は高い右飛。右翼手近藤がボールを三塁に返球するも、悪送球で二塁走者の大山が生還し同点とした。4回はマルテ、サンズ、北條に適時打が飛び出し4得点。さらに5回にも大山、佐藤輝、サンズの適時打で4点を追加した。6回には2死二塁からサンズの3本目の適時打でこの日4打点を挙げ、快勝した。

先発秋山拓巳は5回2/3を投げ3失点。今季最多タイの3四死球を与えるなど苦しみながらも、打線の大量援護を受け、最低限の仕事を果たした。2番手の及川は6回2死一、三塁から救援に上がり無失点に抑えるなど、相手に流れを与えなかった。

秋山は6勝目で巨人高橋と並んでリーグトップ。阪神は3カードぶりの勝ち越しを決めた。

▼阪神が2位に5ゲーム差をつけたのは、08年9月13日広島戦に勝ち、巨人に5差として以来、13シーズンぶり。なおこの年は最大13差を逆転され優勝を逃しているが、今年はどうか。