左足首の靱帯(じんたい)損傷から復帰を目指すソフトバンク千賀滉大投手(28)が17日、九州アジアリーグ、火の国サラマンダーズとの3軍練習試合(タマスタ筑後)で実戦復帰した。先発で4回3安打無失点。三振は3つ奪った。51球でマウンドを降り、直球の最速は158キロを計測した。

「試合で投げられるとか、ユニホーム着てスパイクを履いて試合で投げれることに関しては感慨深いものがありました」。

昨季は最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「投手3冠」に輝いたエースは、今季初登板だった4月6日の日本ハム戦で左足首をひねって緊急降板。翌7日に出場選手登録を外れ、後に復帰まで2~3カ月の見込みと診断されていた。

 

左足首の靱帯(じんたい)損傷から復帰を目指すソフトバンク千賀滉大投手(28)が、九州アジアリーグ、火の国サラマンダーズとの3軍練習試合(タマスタ筑後)で実戦復帰した。先発し4回3安打無失点で3奪三振。51球でマウンドを降り、直球の最速は158キロを計測。4月6日の日本ハム戦以来、約2カ月半ぶりの実戦マウンドを「ユニホームを着て、スパイクを履いて投げられることは感慨深いものがありました」と振り返った。

代名詞「お化けフォーク」やカットボールなど全球種を試した。「思った以上に投げられた。(足は)70%くらい。段階的には上がっています」。次回は23日ウエスタン・リーグ阪神戦(タマスタ筑後)に先発予定で、球数も70球前後に増える。工藤監督は「球数を投げることが一番大事。100(球を)超えたら大体いけるだろうと計算できる」。順調であれば、前半戦での1軍復帰も可能性がありそうだ。

また、右手指の骨折でリハビリ中の高橋純も実戦復帰で1回無失点。主力の2人が大きな1歩を踏み出した。【只松憲】