首位楽天がリーグ戦再開初戦を落とし、今季最長の4連敗を喫した。オリックスに1ゲーム差へと詰め寄られた。

先発涌井が崩れた。2回、杉本に外角直球を右翼席へ運ばれ先制ソロを被弾。3回には1死から福田を歩かせ、二盗を許す。1死二塁の場面で宗に適時打を打たれると、2死一塁から杉本に左中間を破る適時二塁打。続くモヤに外角シンカーを捉えられ、右中間席へ2ランを浴び、この回4失点。4回5失点でマウンドを降りた。

相手先発の交流戦MVP右腕、山本から打線は粘りを見せた。2回までに46球を投げさせ、5点を追う3回には敵失で1点を返した。5回には浅村が左前適時打を放ち、3点差とした。

5回以降は2番手福井が2イニング、福山、内間、森原が1イニングずつを無失点に抑え、反撃へのチャンスをうかがった。だが、打線は山本から6回で2得点、7回以降はオリックス救援陣に封じられ、無得点に終わった。

以下、石井GM兼監督の一問一答

-序盤の5点が痛かった

3回までの5失点という感じで、野手のみんなが元気出る失点で止めておくことができなかったのが、序盤にペースをつかまれてしまったと思います。

-涌井は4回5失点

うーん、あんまりよくないですね。ちょっと精度の悪いボールといいボールがはっきりしすぎていた。さっきも言いましたけど、あそこを3点までに止めておけば野手のみんなも勇気が出る点差ではあるんですけど、5点いきなりビハインドというところでいうと、1点1点どうやって返していこうかという難しい展開になってしまうので、序盤にああいう感じだと難しい展開になりました。

-涌井は5・6月の成績がよくない

決して(状態が)いいわけではないと思います。ただ、戦い続けないといけないので、結果でいろいろすぐいい悪い判断するわけじゃなくて、1年間通して前を向いて戦わないといけないので、彼が今後どうやって調整していくかということは今後本当に大事だと思います。

-涌井は1度登板間隔を空けるか

これから話していろいろ決めたいと思います。ただ、そこでなんか悪い登板が続いたから、悪い悪い悪いと、こう押しつけるもんでもないので。悪いところは自分で打破していかないといけないし、悪い部分は休めば済むということじゃなくて、登板間隔を空けるなら空けるでどういう調整をしてもう1回復帰登板をしていくとか、いろんなプランニングはしないといけない。いろいろ本人と話しますけど、空ける空けないはもう1回明日くらいには考えようかなと思います。

-相手先発山本から2得点

決して球数を投げさせているわけではなくて、積極的に打ちにいってカウントが不利になっても何とか食らいついていって球数も投げさせられました。まあ、ただちょっと結果としてはね、なかなか結びつかなかったですけど、ああやって攻撃してくれることはよかったと思います。

-5回以降救援陣が無失点

うちの諦めないというところの象徴としてブルペンはやってくれている。傷は広げないというピッチングはしてくれたので、野手のみんなも、もしかしたらもう1点とれればワンチャンスあるんじゃないか、という雰囲気の中で野球をさせてくれた。勇気の出るピッチングをしてくれた。