首位独走の矢野阪神に侍左腕が立ちふさがる。中日大野雄大投手が22日阪神戦(バンテリンドーム)に先発する。

本拠地では15年から11戦負けなしの7連勝中。「僕に勝ちがつかなくても、(チームの阪神戦勝利を)伸ばしていけたら」と力を込めた。この日、大野雄は本拠地のマウンドでシャドーピッチングを行い、阪神戦に備えた。

15年4月15日から本拠地で阪神無敗を継続。11戦登板し、19年のノーヒットノーランなど3完封を含め7連勝中。前回4月27日には新人佐藤輝にソロを被弾したが、8回2安打1失点で今季1勝目を手にした。「(佐藤輝は)いい打者で間違いない。1点を怖がって、いっぱい点をとられないようにしたい。マルテ、サンズ、大山、佐藤には特に気をつけたい」。合計51発の虎の主軸4人衆を警戒しながら、当日をイメージした。

11日西武戦から中10日での登板。遠投などを取り入れ、遠征に同行せず居残り調整を続けた。16日には念願の東京五輪代表に選出。「(侍メンバーと)言われることを覚悟で、選ばれたいとアピールしてきた。プレッシャーを力に変えたい。それくらい跳ね返さないと、(五輪)本番でも耐えられない」。侍左腕としての初実戦で、Bクラスであえぐ竜に勢いをつける。【伊東大介】

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