二岡智宏3軍監督(45)率いる二岡軍が全軍混合の「リアルジャイアンツカップ」を制した。チーム編成を行う「Gドラフト会議」で3位指名した湯浅が「1番遊撃」で先発し、3安打2打点と活躍。MVPを獲得した。普段は1軍でリードオフマンを務める松原は2番で2安打2打点で敢闘選手に輝いた。二岡監督は躍動した1、2番コンビの配置について「特に初回の攻撃を少し意識した。松原の方が左ですし、ダブルプレーはないかなと。先発が左の今村だったので、湯浅が1番で松原の方が(2番は)いいんじゃないかなと思って打順決めました」と1点を奪った1回の攻撃につなげた。

亀井の代打起用も当たった。6回2死一塁、代打亀井が左前打でつなぎ、駄目押しの1点へ結び付けた。「前日に亀井に連絡して、後からでもいいという了承だけは得ていた。やっぱり3軍の監督の立場として、若い選手をちょっと出してあげたかった」と、若手に出番を与えながら、勝負どころでベテランに託し、勝利を呼び込んだ。

 

▽巨人元木ヘッド (若手選手が)アピールできる非常にいい場をつくっていただいた。大阪、福岡の練習試合でいかにチャンスをものにしていけるか。良ければ最後の函館まで行って、そこでも良ければ後半戦にというのもある。

 

▽巨人阿部2軍監督 こういう機会をつくっていただいて感謝したい。(若手が)東京ドームでできたのが収穫。丸、亀井、中島らベテランを見て思うことがあっただろうし、大きな1日だったのではないかと思う。