後輩たちに輝く姿を見せる。DeNA阪口皓亮投手(21)が「第2の故郷」北海道で後半戦のローテーション入りを射止める。4日から始まるエキシビションマッチ日本ハム3連戦(函館)で2戦目に先発予定。3日は函館市内で行われた1軍の全体練習で汗を流した。

大阪出身だが、高校時代は北海(北海道)で甲子園に出場した。「今まで(北海道に)何も恩返しできてない。後輩たちも甲子園出場を決めた。そういった時に第2の故郷の北海道に来られてゲームができるのは、後輩たちにも勇気づけられるものがあると思うし、同級生、指導者、関係者の方々にいい投球を見せられて、北海道を盛り上げられたら」と意気込んだ。この日は4年ぶりの甲子園出場を決めた母校が、神戸国際大付(兵庫)との対戦も決まった。一足先に、先輩が存在感を示す。

高校は札幌にあり、初めて函館に足を踏み入れた。「北海道は広いんです」。「函館の友達にはぜひ行ってと言われていた」というローカルハンバーガーショップの「ラッキーピエロ」が楽しみの1つ。「テークアウトがあるなら行ってみたい。『おいしいよ』と言われていましたから」。既にホテルで函館の海鮮は堪能した右腕。特産品で充電した力を北の大地で披露する。【斎藤直樹】