ファーム調整中の巨人大竹寛投手(38)と高木京介投手(31)が12日、東京ドームで1カ所打撃に登板し、好投で存在感をアピールした。右足ふくらはぎの筋損傷で離脱していた大竹は4人の打者を相手に19球を投げ、4者連続三振。最速は144キロだった。「自分でも思ってたよりもいいボールがいってたと思います。これからもしっかり状態をあげてチームの力になれるように頑張ります」とコメントした。

バックネット裏で見守った原監督は「(大竹)寛ちゃん、今日俺に『60パーセント』だって言ったんだよな。あれで60パーセントだったら、100パーセントだとどんなピッチャーになるんだろうなと(笑い)。楽しみにはしてるんだけど」と笑顔だった。

高木も打者5人に14球を投げ、1安打3奪三振と好投。最速は141キロだった。「思った以上にしっかりと投げられました。これから後半戦が始まるなかで、1日でも早く1軍に貢献できるように頑張りたい」と力を込めた。

宮本投手チーフコーチは、「みんなと野球が出来ないのは、ケガしている本人が一番つらい。みんなにとって今日は良かったんじゃないかと思います」と久しぶりに東京ドームのマウンドに立った投手陣の姿を喜んだ。

【大竹の1カ所打撃結果】

北村 変化球に空振り三振

亀井 142キロ外角速球に空振り三振

丸 見逃し三振

岡本和 スライダーに見逃し三振

 

【高木の1カ所打撃結果】

坂本 見逃し三振

中島 99キロの超スローカーブで空振り三振

ウィーラー チェンジアップで空振り三振

大城 外角低め138キロ速球を中前打

立岡 一ゴロ