<都市対抗 埼玉1次予選:日本通運4-2テイ・エステック>◇第1代表決定戦◇5日◇大宮公園野球場

今秋ドラフト候補の最速156キロ右腕、日本通運の柴田大地投手(23=日体大)が、都市対抗野球・埼玉1次予選第1代表決定戦で、1イニングを無失点に抑えた。4-2で迎えた9回に3番手で登板。NPB4球団6人のスカウトの前で、この日最速の149キロの直球やスプリットなどで2三振を奪った。雨でマウンドがぬかるんでいたが「その中でも、制球を意識していた。球は走っていなかったけど修正できたのでよかった」。DeNA武居スカウトは「直球で空振りを奪える選手」と評価した。

日体大4年時にトミー・ジョン手術を受け、社会人1年目はリハビリに時間を費やした。大学時代から投げられない時期は体づくりに注力。8月下旬のオープン戦で自己最速156キロをマークした。「チームに貢献して勝ちながら、自分もアピールしていきたい」とドラフトを意識した。