ソフトバンクが今季9度目の完封負けで2連敗を喫し、9日ぶりの借金生活に突入した。日本ハム立野の前に7回途中2安打無失点と沈黙。伸びのある直球と、鋭く落ちるフォークに手を焼いた。前日は投壊で17失点の大敗。一夜明けは今季最多3併殺の拙攻に泣いた。工藤公康監督(58)も「うちは特にフォークボール、落ちる系は振ってしまう。そこを振らないように(コーチから)指示はしてもらっていると思う。ただ、バッターの人はストライクに見えているから振っている」と厳しい表情だ。

14日からは首位ロッテとの本拠地3連戦。大逆転優勝には3連勝がほしいところだ。ローテを再編し、後半戦4戦4勝のエース千賀を中5日でカード頭へ。15日は来日3年目のスチュワートを挟み、16日は7勝でチーム勝ち頭のマルティネスが中5日で先発する。工藤監督は「勝負どころになってくる」と力を込めた。