九大から初のプロ入りを目指す最速144キロ左腕、芦谷汰貴投手(4年=修道)が、8回の1イニングを投げ無安打無失点でアピールした。

この日最速143キロの直球を武器に福岡大の強打者を3人斬り。特にプロ注目の1番・仲田慶介外野手(4年=福岡大大濠)に対しては直球で押し、142キロで一邪飛に打ち取った。

工学部で原子力系の研究を行っている秀才だ。それでも、目指すはプロ1本で大学院進学をやめ、就職活動も行っていない。

現時点でプロ球団からの調査書は届いていない。九大初のプロ志望届提出は「(周囲から)変わってるね。なんで九大に来たのと言われました」という大勝負だったが、幼少期からの夢を諦めきれなかった。

ドラフト会議当日は自宅で待機予定。「自信がある135キロのスライダーはキレがあり、プロを狙えると思う」と言い、吉報を待つ。