敗戦投手にはなったものの、ロッテ岩下大輝投手(24)が少しずつ調子を取り戻している。

初回から直球で押し、フライ3つで3者凡退にした。2回も直球主体は変わらず。「行けるところまではしっかり真っすぐで押して行こうと」。得意のフォークを初めて投げたのは、この日32球目のことだった。

3回に守備の乱れもあって1点を許したが、その1失点のみで6回を投げ抜いた。

前半戦8勝を挙げるも、後半戦は3戦16失点で2軍調整になった。井口資仁監督(46)も試合前の報道対応では「しっかり投げてくれると思いますよ。これでダメだったら、もう、そうなっちゃいますからね」と話すなど、復活を信じてカード初戦に送り出していた。試合後には「良かったと思いますよ。また次回、しっかりと打線がなんとか援護してあげられれば」と岩下に合格点。これからも大事なマウンドを託す。